2011年3月11日(金)




2011年3月11日(金)日本経済新聞
全日空、日航を抜く 10年度旅客者数 初の首位交代
(記事)



 

 


【コメント】
どちらが一番かといったことには国民はあまり関心はないのかもしれません。
日本航空に立派に再生してもらいたい、それが国民の願いです。


日本航空の確実な再生のために、無益な時間稼ぎなどせず、早く100%減資を行っていただきたいと思います。

 

 


ちなみに、「日本航空 増資」というキーワードで検索しましたところ、まあ出るわ出るわなんですが、
その中に「空飛ぶ増資」という言葉も見かけました。

「空飛ぶ増資」よりも正確には「空飛ぶファイナンス問題」の方が正しいでしょう。

 

 

 


石原知事「言語道断だ」、ムーディーズの都債格下げを批判

 東京都の石原慎太郎知事は31日の記者会見で、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが
都債の格付けを引き下げたことについて「言語道断だ」と批判した。
 知事は「地方債は国債以下にするという訳のわからない原則で都の格付けを下げた。
国よりはるかに健全な都の財政力を無視し、国から自立した都の財政運営を全く評価していない」と指摘。
同時に「実態のない格付けで市場に幻想を振りまき、マネーゲームをあおってきた
格付け会社のいいかげんさがまた明らかになった」と述べた。
(日経新聞 2009年7月31日 16:42)
ttp://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090731AT3B3101231072009.html

 

 

 


【コメント】
The Goonies Is Good Enough.
Moodys Is Bad Enough.
Rubin Is Assigned Enough.

 

 

 


Philippine


Philips

 


どうでもいいことですが、どちらも最初の「phi」にアクセントがあります。
特にフィリピンの方は「lipp」にアクセントを置いてしまいそうですが、「phi」にあります。
フィリップスはオランダに本社を置く多国籍企業です。
コンパクトディスクはフィリップス社が開発しました。
ウィキペディアによりますと、

>コンパクトディスクには細かいくぼみが彫られており、このパターンによってデジタル情報を表現している。
>このくぼみ(読み取り面から見れば出っ張りになる)を「ピット」といい、ピットのない部分をランドという。

とのことです
「ピット」は「pit」です。 ランドは「land」です。
pitは穴、landは地面です。
ランドは最初「rand」かなと思いました。
「rand」には2つ意味があって、一つは南アフリカ共和国の貨幣単位、
もう一つは、靴の底ならし革のことです。


コンパクトディスクの開発に当たっては、

>開発当時、指揮者のカラヤンが「ベートーベンの交響曲第九番を収録できるように」と提言した。

とのことです。

 

 

 



「phil」から始まる単語と言えば

Philadelphia

があります。

フィラデルフィアはペンシルベニア州にあります。
ペンシルベニア州といえばペンシルベニア大学。
ペンシルベニア大学の日本人の間ではユーペン、
モットーは 「Laws Without Morals are Useless(良識のない法は無益である)」。
ペンシルベニア大学の学長はエイミー・ガットマン。
エイミー・ガットマンの夫はコナン・ドイル。

 


ペンシルベニア大学のモットーに倣うと、
経営はこう表現できます。

 

Management Without Accounting Is Powerless. (会計なき経営は頼りない)

 

 

 



ペンシルベニア大学と言えば、ウォートン・スクールが有名です。
ウォートン・スクールは全米で最初に設立されたビジネススクールです。

 

フィラデルフィアといえば、シルヴェスター・スタローンの「ロッキー」でしょうか。
「ロッキー」に出てくる威厳のある建物が「フィラデルフィア美術館」です。
フィラデルフィアを舞台にした映画やテレビドラマはたくさんあります。
ダイハードのブルース・ウィリスが主演の「12モンキーズ」などがあります。
「12モンキーズ」にはブラッド・ピットも出演しています。

テレビドラマでは「コールドケース 迷宮事件簿」があります。
ウォートン・スクールでケース・スタディをしていて議論が十分深まらない時は
「一旦コールドケースにしよう」と言ってティー・ブレイクに入るとか入らないとか。

 

 


私とペンシルベニア大学とは関係ありません。
ペンシルベニア大学には一度も行ったことはありません。
サミュエルソン先生との出会いもMITでしたし。
というのは冗談ですが。


サミュエルソン先生からは次のようなことを言われました。

 

 


人生を決めるのは、可能性というよりはむしろ不可能性である。

 

 


   私はしばらく前にMIT・スローン・スクールで講演をした時、
   人生を通してみた場合、受験勉強を頑張らなければならない理由は何か、という質問を受けた。
   その時、私は学生たちに、
   「その理由は受験勉強を頑張ることが人生でしなければならない多くの意思決定を最後の最後まで先延ばしする
   一番効果的な手段だからだ」
   と答えた。受験勉強を頑張っておけばその人は三十歳から三十五歳くらいまで、最終的な意思決定を先延ばしすることができる。

 


Once upon a time, not so long ago, I made a speech at MIT, Sloan School.
I was asked the question by a student "Why do we have to study hard to prepare for an entrance examination
when we see all thruough our life?"
Then, I answered to the students "The reason for that is that studying very very hard in your high school days is
the most effective means for suspending a lot of your decisions which you will have to make in your life
until the last of last moment."
If he  studies very very hard in his high school days, he can suspend his final decision
until thirty or about thirty five.

 

 

 

 



【解説】
最終的な意思決定とは究極的には「どの職業に就きどの職業で人生を終えるのか」を決めることです。
新卒で入社して定年まで勤め上げる、それはそれでもちろん一つの道です。
しかし、どうしても他の道を探したい、と思ったときに、他の道を選ぶことを可能にするのは高校時代の受験勉強です。
高校時代の受験勉強を頑張っていない場合は、何もできません。
精神面でも、そして現実面でも。


高校時代の受験勉強を頑張った人間は、その後も頑張れている。
高校時代の受験勉強を頑張っていない人間は、その後も何をやらせても頑張れていないように思えます。

高校時代に、勉強をする態度というものが固まっているような気がします。

 

学歴や偏差値の話ではなく、人生を通してみると、高校時代の受験勉強がその後のあらゆる成長の基礎になっているように思えます。

 

 

前も同じ様なことを書きましたが、
大学に入るまでは、受験勉強で勝負。
大学に入ってからは、会計の勉強で勝負。


精神論や名言や格言があなたを支えるのではありません。
会計があなたを支えるのです。

言葉や歌や小説や映画はあなたの人生を変えません。
現実に対する行動や努力のみがあなたの人生を変えるのです。