2011年1月24日(月)



2011年1月24日(月)日本経済新聞 私の履歴書
生田 正治 23 社長交代
軌道安定 若返り図る 合併1年、将来見据え決断
(記事)


 

2011年1月24日(月)日本経済新聞 経営の視点
市場と私情に迫る売る力 攻めの姿勢が成長を呼ぶ
(記事)




2011年1月24日(月)日本経済新聞
東南アの中間層開拓 日米欧の消費関連大手
米カフェD&D タイで高級店拡大
欧州衣料H&M シンガポール進出
「ちょっとぜいたく」照準 購買力向上が原動力
(記事)

 

 

2011年1月24日(月)日本経済新聞
キリン、中国最大手と合弁 華潤集団 ビール生産販売 世界最大市場で攻勢
(記事)



2011年1月24日(月)日本経済新聞
キリン、アサヒを追撃 中国事業 最大手と合弁 独自展開を転換
(記事)

 

 

 


2011年1月24日(月)日本経済新聞
京大数理解析研究所 所長に森教授
(記事)

 

 





 

【コメント】
森重文教授が数理解析研究所所長に就任するとのことです。
数学が好きな人なら森重文教授の名を知らない人はいないでしょう。










私が大学1年の時でした。英語の授業が必修でした。
先生は日本人でしたがアメリカの大学に進学して日本に帰国したばかりであり、
授業中の会話は全部英語でした。
ある時先生は私にこう尋ねました。「君は将来何になりたいのか?」と。
私は「学者になりたい」と言いました。
すると先生は私に「必死になって勉強してたくさんのことを学ばないといけないね」、と言いました。
"You must learn a lot."
という言葉だったかと思います。
私はその言葉を聞いて、一瞬考えて、
"That's not enough, I think."
と言いました。
先生は怪訝な表情を浮かべ、少しムッとした感じで、
"So, what should we do?"
と強い口調で言いました。
私は
"To...to establish a new theory."
と言いました。
先生はびっくりしたような顔をしてそれはすごい目標だなと感動した様子で言いました。
まさかそんな返事が返ってくるとは夢にも思わなかったのでしょう。
学者になるからには"learn"じゃないんだ、"establish a new theory"なんだ、という思いが私の中にはあって、
その気持ちは先生に伝わったようです。

私は今でも、知力で勝負するのなら、大切なのは"learn"じゃない、"establish a new theory"だ、
という思いを持っています。
"learn"だけでは not enough です。

 

 

 

 


私の頭ではとても数理解析研究所には行けませんし、仮に行けたとしても斬新な論文の一つも書けていないでしょう。
私は学者にはなれていないと思います。


しかし、アンリ・ポアンカレという大数学者がいます。
アンリ・ポアンカレは次のような言葉を残しています。


「数学者とは不正確な図を見ながら正確な推論のできる人間のことである」


と。
アンリ・ポアンカレの言葉が正しいのなら、私は多分数学者でしょう。